Mac民がTRPGリプレイ動画を投稿するまで【準備編】
どうも、私です。
突然ですが「メイキング」は皆様お好きでしょうか。私は好きです。
私も何か作りたい!そう思うもののお届けできるものがない…と悩んでおりましたが、何を思ったのか拙作を某動画サイトに投稿するまでを簡単ではありますがメイキングと題してお届けできたらな、と。
あとはもうひとつ。
Macだからゆっくり動画が作れねえ!!!!!
そんなあなたに「頑張ればできる!!!」とお伝えしたい!!!!!!!!(大声)
前置きが長いですね。始めましょう。
まず、本シリーズはタイトルの通りMac愛用者がMacを用いて動画制作をするメイキング記事になります。ですのでWindowsで動画を作りたい!という方にとって、この記事は参考のさの字にもなりませんので悪しからず。ただ「普段Windowsで作ってるけどMacはどうやってんの?」という方には興味深いものになるのではないでしょうか。
そして、あくまで私個人の制作方法になります。全員が全員、というわけではないです!
さてさて、初回はタイトルにあります通り【準備編】となります。目次はこんな感じ。
- はじめに
- 作業環境・使用ソフト
- 制作の流れ
- 素材の準備
1. はじめに
WindowsとMacで動画制作の何が違ってくるのか。「Macで動画作りたい!」とここに来られた方はよくご存知だと思われます。
ゆっくりムービーメーカー
Aviutl
ほら!クレジットとかでよく見るでしょ!TRPGもとい、ゆっくり動画作りには欠かせないソフトです。これがなんと、Macで使えないんですね!!!!(地団駄)
なんでや!!!!!とここで全Macユーザーは唇を噛み涙を流します。AviutlはEasyWineなど拡張機能を用いれば使用可能になる場合もありますが、今回はMacだけで動画を作っていきます。拡張していられるほどスペックがないのが本音です。
2. 作業環境・使用ソフト
ゆっくりムービーメーカー(以下 YMM )もAviutlもあれだけの神性能でありながらフリーソフトですが、果たしてMac民にもフリーソフトでWindows民と同じ環境が築くことができるのでしょうか。
結論を言うと厳しいです。Mac対応のフリーソフトは少ないです。なので、無料で作ることは出来てもカメラがビューンってなったりテキストがシュンシュンシュンッ、となるようなものが入ると正直厳しい。
【そんなMac民の作業環境】
MacBook Air 13インチ
プロセッサ:1.6 GHz Intel Core i5
【お世話になっている使用ソフト】
Adobe Premiere Pro CC
Adobe After Effects CC
ゆくも!Pro
はい。Adobe社、聞いたことある人は聞いたことあると思います。プロ御用達の映像制作ソフトです。私は卓動画以外でも映像制作をすることがあるのでこの2つを使用しています。有料ソフトですね。「ゆくも!Pro」は正確にはソフトではなくブラウザになります。
Premiere Pro CC(以下 Pr )は位置付けでいうとYMM、After Effects CC(以下 Ae )はAviutlになります。
特に凝るような演出を入れるわけでもなく、ただ紙芝居的な動画でいいよ、という方はMac付属のiMovieや「Filmora」というフリーソフトもありますよ!
3. 制作の流れ
卓から投稿までの流れはこんなかんじ。
- 卓の録音(ボイスセッションの場合)
- 文字起こし(テキストセッションの場合はここはログ部分なので省略)
- 台本作り
- 音声起こし・素材集め
- 編集(立ち絵・字幕・BGM・SE)
- エンコード
- 投稿
1〜3はWindows民もMac民も変わらないので省略します。
4. 素材の準備【ゆっくりボイス】
Windows民とMac民の「素材準備」で違う点は、そう「ゆっくりボイス」の調達!
YMMが使えないので音声と字幕の連動なんてことは出来ません!!!!!!!
ここで登場するのが「ゆくも!」です。
これはブラウザ上でゆっくり音声を作成、保存できるサービスなのでMac民も安心してゆっくり動画の制作を楽しむことができます。推奨環境はChromeです。Safariだと保存できませんでした。
作業画面はこんな感じになっています。
「通常テキスト」に起こしたい文章を入力して「音声記号に変換」をクリックすると右側の「発音記号(優先)」にゆっくりボイスの発音記号が表示されます。ブラウザなのでYMMのようなキャラクターごとの設定保存はできません。字数制限もあります。YMMユーザーからすれば「大変だなあ」と思うかもしれませんがこのツールがなければ我々はまずスタートラインにも立てない。いつも本当にお世話になっていますありがとうございます。
一言一言台本からコピペをして調声して保存して…を登場キャラクター分繰り返します。
では、具体的にやり方を見てみましょう。今回は当卓シリーズ『夢路を辿って流される part1』を例に説明していきます。当動画のシナリオ(オリジナル)のネタバレを含みますのでご注意ください。
まず、台本から起こしたい文章をコピペします。
このままでは音声が悲惨な状態の可能性があるので「再生(▶︎)」で音声を聞いてから「発音記号(優先)」内で調声をしていきます。アクセントの付け方は株式会社 Aquest の AquesTalkを利用しているそうなので、覚えておくと楽ですね。(AquesTalk 音声記号列仕様書)
ちなみに、今回の声質振り分けはこちら。「名前:声質:テキストのカラーコード」をあらかじめメモしておくことが大事です。音声速度は160〜170と速めに設定していますが、単発動画よりは少し遅いです。
少しだけ調声の様子を撮影してみました。参考になるか微妙なところですが、こんな感じで毎回一言一言作っています。慣れてしまえばいちいち確認せずとも頭の中でアクセントを付けていくことも可能になります。
保存した音声はiTunesに「yukumo0000」(数字部分は保存数により増えていく)というタイトルで保存されます。誰のどの、いつのセリフか分からないので、1人のキャラクターをまず順番通りに保存し、分かりやすいように名前を1つ1つ付け、フォルダに分けましょう。私はこのように管理しています。後でPrに落とし込むのであらかじめこのようにキャラクターごとにフォルダ分けしておくと未来の自分の負担が減ります。
これで「音声起こし」は完了です!!お疲れ様でした!!!
この音声を今度はPr内で配置していくのですが、それはまた後日。
音声起こしと並行して背景画像やカットイン、立ち絵やBGM、SEを探して、素材準備は完了です。(私は背景素材以外作りながら集めるタイプです)
さて!!!いかがだったでしょうか!!!!
なんか面倒くさいけど案外出来そうですよね!!!!!!!
今回はスタートラインに立つための準備についてお話しさせていただきました。次回はPr(+ Ae)を使っていよいよ編集していきます!!!!
ではまた次回【音声配置・字幕編】でお会いしましょう!!!!!!!!!!
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